日本語イントネーションと音読・朗読関連の私の書きもの(郡史郎)
イントネーション総論
『日本語のイントネーション—しくみと音読・朗読への応用』 大修館書店, 2020年
イントネーション 『朝倉日本語講座3 音声音韻』朝倉書店, 109-131, 2003年
日本語のイントネーション—型と機能 『日本語音声2 アクセント・イントネーション・リズムとポーズ』三省堂, 169-202, 1997年
日本語の「口調」にはどんな種類があるか 『音声研究』10(3), 52-68, 2006年
日本語イントネーションについてのいくつかの聴取実験 『言語文化研究』(大阪大学)43, 249-271, 2017年
感動詞の高さの動きから見る日本語の会話表現のイントネーションの特徴(●誤植訂正付き) 『大阪大学言語文化学』27, 69-81, 2018年
「イントネーション」「パラ言語」「プロミネンス」 『日本語学大辞典』東京堂出版,2018年
「イントネーション総論」「プロソディー」「強調」 『音声学基本事典』勉誠出版,2011年
発話の音調を規定する要因—日本語イントネーション論 『吉沢典男教授追悼論文集』116-127,1989年
表現用語の解説|音 『日本語 文章・文体・表現事典』朝倉書店,2011年
方言のイントネーション 『はじめて学ぶ方言学』ミネルヴァ書房,144-151,2016年
話し言葉の文法と韻律 『日本語学』28-5, 142-152, 2008年
音声の特徴から見た文 『日本語学』15-9, 60-70, 1996年
意味に合わせたイントネーションの使い方 『言語』2004年11月号, 28-29, 2004年
最もメロディアスな言語 『言語』1998年5月号, 18-21, 1998年
朗読やナレーションとイントネーション・ポーズ・テンポ
物語の朗読におけるイントネーションとポーズ —『ごん狐』の 6 種の朗読における実態— 『言語文化研究』(大阪大学)40, 257-279, 2014年
じょうずな朗読とイントネーション 『音声言語の研究11』(大阪大学),25-36, 2017年
ナレーションのじょうずさに関する一考察 2009年(研究会発表資料)
応用
じょうずな読みとアクセント,イントネーション—非母語話者の読みの改善例— 『言語文化研究』(大阪大学)45, 179-190, 2019年
アクセントとイントネーションの逸脱に対して感じる違和感について 『音声言語の研究13』(大阪大学),17-28, 2019年
アクセント
東京アクセントの特徴再考—語頭の上昇の扱いについて— 『国語学』55(2), 16-31, 2004年
日本語の助詞・助動詞類のアクセント—一覧と使い分け,変化の方向性— 『音声言語の研究14』(大阪大学), 13-24, 2020年
助詞・助動詞のアクセントについての覚え書き—直前形式との複合形態の観点からの分類— 『音声言語の研究9』(大阪大学),63-74, 2015年
長い複合名詞のアクセント—「携帯電話電源オフ車両」などの説明原理についての覚え書き— 『音声言語VII』(近畿音声言語研究会), 31-48, 2016年
文内のイントネーション①(意味的限定とアクセントの弱め)
東京方言におけるアクセントの実現度と意味的限定 『音声研究』12(1), 34-53, 2008年
東京方言における意味的限定と非限定を区別する音声的基準 『言語文化研究』(大阪大学)38, 1-22, 2012年
「当時の村山首相」の2つの意味と2つの読み—名詞句の意味構造とアクセント弱化について 『文法と音声』くろしお出版, 123-145, 1997年
東京方言の自然会話に見られるアクセント弱化の実態 『第21回日本音声学会全国大会予稿集』123-128, 2007年
プロソディーの自律性—フレージングを定める規則について 『言語』21, 9, 31-37, 1992年
文内のイントネーション②(フォーカスとイントネーション)
強調とイントネーション 『講座日本語と日本語教育2 日本語の音声・音韻(上)』明治書院, 316-342, 1989年
フォーカス実現における音声の強さ,持続時間,F0の役割 『音声言語III』(近畿音声言語研究会)29-38,1989年
東京方言における広いフォーカスの音声的特徴—連続する2語にフォーカスがある場合— 『音声言語の研究5』(大阪大学)13-20, 2011年
日本語の意味論的フォーカスと対比のフォーカスの音声的特徴 『音声言語の研究6』(大阪大学), 23-26, 2012年
日本語の「降ると思った」と英語の "I thought it was going to rain." は実際に降った場合と降らなかった場合でイントネーションはどう異なるか,そしてそれはなぜか(暫定的考察) 2012年(研究会発表資料)
末尾のイントネーション
日本語の文末イントネーションの種類と名称の再検討 『言語文化研究』(大阪大学)41, 85-107, 2015年
判定要求の質問文における疑問型上昇調とその音声的特徴 『言語文化研究』(大阪大学)39, 221-244, 2013年
日本語の疑問型上昇調と強調型上昇調の音声的特徴について 『大阪大学言語文化学』24, 33-46, 2015年
東京方言における文末の強調型上昇調の機能について 『音声言語の研究6』(大阪大学),15-22, 2012年
強い承認要求に用いられる文末の強調型上昇イントネーション(段状上昇調)の音声的特徴 『音声言語の研究8』(大阪大学), 2014年
終助詞・間投助詞のイントネーション
終助詞「ね」のイントネーションについて 『音声言語の研究10』(大阪大学), 61-76, 2016年
終助詞類のアクセントとイントネーション—「よ」「か」「の」「な」「でしょ(う)」「じゃない」,とびはね音調の「ない」— 『音声言語の研究12』(大阪大学),13-26, 2018年
間投助詞のイントネーションと間投助詞的イントネーション—型の使い分けについて— 『言語文化研究』42(大阪大学), 61-84, 2016年
間投助詞のイントネーションと間投助詞的イントネーション—使用例の検討と,尻上がりイントネーション,半疑問イントネーションの考察— 『言語文化研究』44(大阪大学), 283-306, 2018年
話し手の心理的状態・身体的状態・社会的属性や話し手と聞き手の社会的・心理的関係
日本語における強い意志表明と強い行動要求表現の韻律的特徴 『音声言語の研究7』(大阪大学),1-7, 2013年
対人関係・対人態度を反映する韻律的特徴—特に目上に対する話し方について— 『日本語の教育から研究へ』くろしお出版, 167-176, 2006年
「もしもし」のイントネーションと,ていねいさ,相手との上下関係,相手との親しさの関係 (研究会発表資料) 2014年(研究会発表資料)
「ありがとうございました」のイントネーションと「心から感謝されている気持ち」の関係 2014年(研究会発表資料)
笑い声の音響的性質 『視聴覚外国語教育研究』(大阪外国語大学)8,21-48,1985年
笑いの精神医学 『こころの科学』48, 32-38(笑い声の部分を担当), 1993年
Perceptual dimensions of laughter and their acoustic correlates Proceedings: The Eleventh International Congress of Phonetic Sciences (Tallin), vol. 4, 255-258, 1987
笑い声の聞き取りにおける文化差 『音声言語I』(近畿音声言語研究会)128-142,1985年
おしゃべりの意義とその文化差 『異文化コミュニケーションを学ぶ人のために』世界思想社, 241-262, 2006年
言語コミュニケーションに対する考え方にみる文化差 『コミュニケーション研究』(大阪外国語大学)1, 47-77, 1991年
Cross-cultural perception of emotions through synthetic vowels Proceedings of the XII th International Congress of Phonetic Sciences (Aix-en-Provence), 3, 310-313, 1991 (w/E. Magno Caldognetto)
特定場面に定まった話しかたの型,個人性,時代性
韻律のスタイル的多様性と地域的多様性 特定領域研究 韻律に着目した音声言語情報処理の高度化 平成12年度〜平成16年度文部省科学研究費補助金 特定領域研究 研究成果報告書 領域代表者 広瀬 啓吉
2005年所収
アナウンスやナレーションに見られるスタイルの音響的特徴 『第16回日本音声学会全国大会予稿集』151-156, 2002年
その他
東京方言における平叙文末の下降増大現象—平叙文末は平調か下降調か— 『音声言語VI』(近畿音声言語研究会)81-104, 2008年
東京方言の平叙文文末に見られる下降増大現象について(再考) 『音声研究』15(3), 76-77, 2011年
宮崎・熊本の「無アクセント方言」のイントネーション
宮崎清武町における「無アクセント方言」の談話音調 『音声言語の研究16』(大阪大学),1-18, 2022年
宮崎の「無アクセント方言」の談話音調—青島地区 の場合— 『音声言語の研究17』(大阪大学),17-33, 2023年
宮崎市およびその周辺の中・若年層の談話音調—男性話者の事例とそのモデル化— 『音声言語の研究18』(大阪大学),13-40 2024年
熊本市および周辺の非定型アクセント方言における語音調と音調句の形成 『音声研究』10(2), 43-60, 2006年